小さなお菓子屋の冷凍菓子販売までの道のり① 菓子製造業、飲食店営業の施設基準のこと

当店はお菓子の今現在、作り手1人の小さなお菓子やお飲み物を販売するお店です。

冷凍菓子を販売するまでのことを、今後お菓子屋や飲食店を開店や興味あるかたの参考になればと書いてみますね。

その前の施設基準のことに今回ふれます。

当然のことながら食品衛生責任者をもっています。または調理師免許が必要ですよね。

当店は保健所の許可をとった施設で菓子製造業免許と、飲み物を販売するにあたり飲食店営業許可をすでに取得済です。

菓子製造業も飲食店営業は地域の管轄する保健所で多少違いはあるので、これから検討している方は一番はじめに保健所に相談いくことを強くお勧めします!!

お店が出来上がった後に施設基準に満たないと工事のやり直し…ってあります。嫌ですよね(-_-;) 

そういった理由や免許や食品衛生の保険料など費用も事前に把握できるので予算も立てられます。

保健所管轄地域にもよりますが

菓子製造業は完全個室の製造場所(オープンキッチンは不可)や1層シンクでOK。

飲食店営業はまた細かな種類にもよるけど、基本はオープンキッチンOK、2層シンクが必要。

どちらも、他にスタッフ手洗い場、壁や床材の素材、水質、冷蔵庫冷凍庫の外からわかる温度計設置、食品保管庫等がそれぞれに必要。

お客様と販売場所、厨房の区切りも要確認です。

珍しいそうですが、当店はお客様の場所以外は土足厳禁にして、室内履きにしてます。

衛生面でより良いと褒められました 笑

それなりの初期投資が本当にかかります。

ほか食品事故に備え清掃マニュアルや保険加入も。

個人的には食品の保管方法の基礎知識は入れておいたほうがいいです。

これらのことは当然許可をとり衛生管理をしているという前提で、お客様との信頼にかかわるので。

わたしは昔レストランでバイト経験が役立ったと思います。

お客さんがいないときは掃除。これ基本。

作ることもだけど、衛生管理が本当に大切。爪や髪の毛、照明もクッキー生地を伸ばすときや梱包のときは特に照明を明るくして異物やホコリの混入に気を付けます。

基本、触れるものはグローブやツカミを使用します。

手のひらの菌は見えないものだから。

お店も何度か移転してきて、そのたびに保健所の許可を始めから取り直してきているので多少詳しくなってきました。。。

なので、ぶっちゃけ他のお店に行くと販売品目や販売方法から施設基準アウトじゃないかなぁ…とか想像ついて、わかってきました。

余談ですが密告されたりと珍しくなくある聞くので、そういった点で保健所に相談は毎回して施設基準にそったお店を作ることの費用は惜しまずしました。ここはお客様との信頼にもなるので、削れない費用と考えてます。

ほか、なにも調理器具やオーブンなど、立派な機材でなくても衛生的に問題なければ売り上げが追いつくまで、小型や家庭用で代用すればよいと考えてます。

当店は小さなお店なので逆に業務用の機械や備品のほうがサイズ的にも合わず少な目です(*’ω’*)